あのおもちゃが一番輝いていた時代（とき）。まだ子供だったぼくはそれを手にすることができなかった。
寂しくて、切なくて、どこかやるせない気持ちになっていたことを思い出す。
厚紙で君を真似て作ってみたよ。お手製のおもちゃが暗い気持ちを紛らわせてくれたんだ…。

そして今大きくなったぼくは思う。いまこそ君を手に入れたい。
今はもう普通に買えなくても、流通している数が少なくても、情報化社会の波に乗って君を見つけるよ。
子供のぼくがつかめなかった…あの時流した涙と夢を。